こんにちは!

サイクルワークス城北公園通店です。

 

いきなりですが、こちらの写真をご覧ください。

ボスフリーとかフリーギアと呼ばれる部品です。後輪に付いているギアですね。

多分こちらの部品をよく見る事は無いかと思いますが、右の物はよ~く見るとギアの歯が1枚1枚形や厚さ、向きが違いますね。

左の物は全ての歯が同じ形をしています。

右の物のそれぞれ形が違ったりエグレている部分があるのは変速をスムーズにするためです。

壊れている訳ではなくちゃんと考えて設計されていてこの様な形になっています。

左の様な物は現在はごく一部の安価な自転車でしか見かけません。

以前、と言っても何十年単位での前の話ですが昔はロードバイクの上級グレードでも左の様な形でした。

ギアが剥き出しで複数枚あるものはチェーンを脱線させて隣のギアに移しての変速をします。

ちなみに、変速機を英語でディレイラーと言いますが、脱線の事をディレイルと言います。

チェーンを脱線させる機械なのでディレイラーと言う訳ですね。

変速は漕ぎながらの操作をしますが、回転するギアの中で一周する中でどの部分でチェーンを離すか、どの部分でチェーンを受けるのかが考えられています。

なのでギアの歯は形が揃っていないんですね。

シマノの製品だと現在は一番安価なグレードでもこのような形の歯になっています。

ちなみに、変速のしやすさは古いロードの上級グレードよりも現在の安価なグレードの方が上です。

技術の進化を感じますね。

変速はレバー操作で左右に動いている変速機でやっていると言うよりも、チェーンとギアがやっていると言えるくらいギアが大切です。

意外にも変速機は変速のきっかけを作っているといった感じです。

気になった方はこの機会にギアをよ~く見てみると面白いですよ。

スポーツタイプの自転車に限らずママチャリタイプの物や折り畳み自転車でも後輪にギアが剝き出しで複数枚付いている自転車が多いですよね。

自転車の変速システムはとても身近な所で活躍していますよ~。